prototype.jsでオブジェクト指向
prototype.jsとは? bookmark
prototype.jsとは、Web2.0時代のJavaScriptライブラリです。
「昨今のJavaScriptブームで必要な知識」でも説明した通り、次のことが出来ます。
- Ajaxの利用
- DOM要素の操作
- フォーム要素の操作
- イベントハンドラの設定
更に、オブジェクト指向をするために必要な機能が詰まっています
prototype.jsのオブジェクト指向の機能 bookmark
オブジェクト指向の話に戻ると、prototype.jsを使うことで、次のことが行えるようになります。
- 他の言語ライクなクラスの定義
- クラスの継承
- 抽象クラスの作成
なぜprototype.jsでこれらが行えるかというと、prototype.js自体がJavaScript言語の機能を拡張子、ブラウザごとの機能の違いを吸収してうまい具合に処理してくれるからです。
クラスの継承とは、車が一台あって、タイヤだけ違うものをコピーで作る、みたいな感じです。更に、元の車になかったMDコンポなどを追加、といった感じに機能追加も簡単です。
部品の一部を作り変えるだけで新しいものが作れて便利です。
抽象クラスとは、その名前の通り、抽象的なものを作るのに使われます。抽象的とは、具体的ではないもののことを言いますが、その名前の通り、概念みたいなもので、具体的にするにはもうちょっと工夫が必要というようなクラスです。実際には、抽象クラスがあって、それを継承して使います。
抽象的なものを具体的にして使うというイメージです。
次のページでは、prototype.jsでクラスを作ってオブジェクト指向の機能を理解していきましょう。
次のページ: prototype.jsでクラスを作ってみる (JavaScriptでオブジェクト指向)